光創起イノベーション研究拠点において、浜松医科大学が中心となって進める医療分野による光創起の現状と近未来をイメージしてデザインしました。
高柳健次郎先生が、テレビの送像・受像に成功してから約90年となる今、静岡大学、浜松医科大学、光産業創成大学院大学、浜松ホトニクス(株)が、光創起イノベーション研究拠点で、一つ屋根の下、共に研究を進めることになったことを大変意義深いこととして考え、「学問」から「技術」、「産業」へと展開し、情報の国際化やリアルタイム化など「文化」までに大きな影響を与えた高柳先生の研究の象徴として、研究ノート(複製)等をモチーフにデザインしました。
光創起研究棟の一階スペースは、不思議な空間である。建物の中のようであり、常に外に開かれた場である。日々、多くの学生や研究者、医学者、企業人らが行き交う場である。だがそこは単に「通路」ではない。「考える」トンネルであり、「創造する」大屋根であり、「稽古する」空間でもある。
ちなみに、稽古とは、「古(いしにえ)を稽(かんが)える」と読む。それは先達の研究成果に繰り返し当たり、自分の考えをそこに重ねて行き、新しい発想を生み出すこと。すなわち武道や茶道における稽古とはこれを意味する。
光創起研究棟の一階スペースは、まさに、先達の研究に触れ、未来を創造するための「道」であり、
ここを「気づきの道」と名づける。
光創起研究棟で最初のディスプレイを検討するにあたり、貴重なご意見とご提案をいただきました静岡大学の平野雅彦先生には、心から感謝いたします。
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光創起イノベーション研究拠点棟 〈光創起研究棟〉
〒432-8011 静岡県浜松市中央区城北3丁目5-1 国立大学法人静岡大学浜松キャンパス内
TEL:053-478-3271 / FAX:053-478-3256